KYOWA KIRIN

このサイトは、日本国内の医療関係者(医師、薬剤師、看護師、技師・技士等)を対象に、弊社が販売する医療用医薬品を適正にご使用いただくための情報を提供しています。国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

ジーラスタ 製品紹介

ジーラスタ(R)皮下注3.6mg

製品情報

添付文書第4版(2018年6月改訂)の記載に基づき作成

「禁忌を含む使用上の注意」の改訂につきましては十分ご留意ください。

禁忌

【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

  1. 本剤の成分又は他の顆粒球コロニー形成刺激因子製剤に過敏症の患者
  2. 骨髄中の芽球が十分減少していない骨髄性白血病の患者及び末梢血液中に骨髄芽球の認められる骨髄性白血病の患者[芽球が増加することがある。](「重要な基本的注意」、「重大な副作用」の項参照)

組成・性状

販売名 ジーラスタ®皮下注3.6mg
成分・分量
(1シリンジ0.36mL中)
有効成分 ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え) 3.6mg
添加物 D-ソルビトール 18mg
氷酢酸 0.216mg
水酸化ナトリウム 適量
ポリソルベート20 0.0144mg
色・性状 無色澄明の液
pH 3.7~4.3
浸透圧比 約1(生理食塩液対比)

有効成分に関する理化学的知見

一般名:
ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)
Pegfilgrastim(Genetical Recombination)
分子量:
約40,000
本質:
メトキシポリエチレングリコール(分子量:約20,000)1分子がフィルグラスチム(遺伝子組換え)のMet1のアミノ基に結合した修飾タンパク質である。

ペグフィルグラスチムの構造

ペグフィルグラスチムは175個のアミノ酸残基からなるフィルグラスチムのN末端に、分子量約20,000のポリエチレングリコール(PEG)が共有結合した構造をもつ分子(分子量:約40,000)です。

ペグフィルグラスチムの構造

効能・効果

がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制

<効能・効果に関連する使用上の注意>

  • 臨床試験に組み入れられた患者における発熱性好中球減少症発現のリスク等について、「臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと(「臨床成績」の項参照)。
  • 本剤を使用する際には、国内外の最新のガイドライン等を参考にすること。

国内外の主なガイドライン

ASCO:
American Society of Clinical Oncology 「ASCOガイドライン(2015年 update)」1)
EORTC:
European Organization for Research and Treatment of Cancer 「EORTC G-CSF使用に関するガイドライン(2010年 update)」2)
NCCN:
National Comprehensive Cancer Network 「NCCNガイドラインMyeloid Growth Factors(Version 2. 2018年)」3)

日本癌治療学会「G-CSF適正使用ガイドライン(2013年版Ver.5.), 2018年」4)

用法・用量

通常、成人にはがん化学療法剤投与終了後の翌日以降、ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)として、3.6mgを化学療法1サイクルあたり1回皮下投与する。

<用法・用量に関連する使用上の注意>

がん化学療法剤の投与開始14日前から投与終了後24時間以内に本剤を投与した場合の安全性は確立していない。

使用上の注意

  • 1.

    慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)

    • (1)

      薬物過敏症の既往歴のある患者

    • (2)

      アレルギー素因のある患者

  • 2.

    重要な基本的注意

    • (1)

      過敏症等の反応を予測するために、使用に際してはアレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと。

    • (2)

      本剤投与により骨痛、背部痛等が起こることがあるので、このような場合には非麻薬性鎮痛剤を投与するなどの適切な処置を行うこと。

    • (3)

      急性骨髄性白血病患者では本剤投与により芽球の増加を促進させることがあるので、定期的に血液検査及び骨髄検査を行い、芽球の増加が認められた場合には本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

  • 3.

    副作用

    国内臨床試験の安全性評価対象例632例中、副作用(臨床検査値異常を含む)の発現例は474例(75.0%)であった。主な副作用(5.0%以上)は、LDH上昇162例(25.6%)、背部痛121例(19.1%)、発熱91例(14.4%)、関節痛90例(14.2%)、倦怠感65例(10.3%)、ALT(GPT)上昇61例(9.7%)、Al-P上昇61例(9.7%)、頭痛53例(8.4%)、筋肉痛51例(8.1%)、AST(GOT)上昇45例(7.1%)、白血球増加45例(7.1%)、好中球増加41例(6.5%)、発疹37例(5.9%)、リンパ球減少35例(5.5%)等であった。[承認時]

    • (1)

      重大な副作用

      • 1)

        ショック、アナフィラキシー(頻度不明)

        ショック、アナフィラキシーを起こすことがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 2)

        間質性肺疾患(0.5%)

        肺臓炎、肺障害等の間質性肺疾患が発現又は増悪することがあるので、観察を十分に行い、発熱、咳嗽、呼吸困難及び胸部X線検査異常等が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮し、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 3)

        急性呼吸窮迫症候群(頻度不明)

        急性呼吸窮迫症候群が発現することがあるので、観察を十分に行い、急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影等の胸部X線異常等が認められた場合には、呼吸管理等の実施を考慮し、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 4)

        芽球の増加(頻度不明)

        急性骨髄性白血病において、芽球の増加を促進させることがあるので、観察を十分に行い、芽球の増加が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 5)

        脾腫(0.3%)・脾破裂(頻度不明)

        脾腫、脾破裂が発現することがあるので、血液学的検査値の推移に留意するとともに、腹部超音波検査等により観察を十分に行い、脾臓の急激な腫大が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 6)

        毛細血管漏出症候群(頻度不明)

        毛細血管漏出症候群が発現することがあるので、観察を十分に行い、低血圧、低アルブミン血症、浮腫、肺水腫、胸水、腹水、血液濃縮等が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 7)

        Sweet症候群(頻度不明)

        Sweet症候群が発現することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 8)

        皮膚血管炎(頻度不明)

        皮膚血管炎が発現することがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

      • 9)

        大型血管炎(大動脈、総頸動脈、鎖骨下動脈等の炎症)(頻度不明)

        大型血管の炎症が発現することがあるので、発熱、CRP上昇、大動脈壁の肥厚等が認められた場合には、本剤の投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

    • (2)

      その他の副作用

        5%以上 1~5%未満 1%未満 頻度不明
      皮膚 発疹 蕁麻疹、紅斑、そう痒症 多形紅斑、皮膚剥脱  
      筋・骨格 背部痛、関節痛、筋肉痛
      骨痛、四肢痛
      筋骨格痛
       
      消化器   下痢、便秘、腹痛、腹部不快感、悪心、嘔吐、口内炎    
      肝臓 ALT(GPT)上昇、
      AST(GOT)上昇
      肝機能異常、血中ビリルビン増加、γ-GTP増加    
      血液 白血球増加、好中球増加、リンパ球減少 貧血、血小板減少、白血球減少
      単球増加
       
      代謝及び
      栄養
        電解質(カリウム、カルシウム、リン、クロール、ナトリウム)異常、高血糖、食欲減退    
      精神神経系 頭痛 味覚異常、めまい、異常感覚 感覚鈍麻、不眠症  
      呼吸器     口腔咽頭痛、咳嗽、呼吸困難  
      腎臓       糸球体腎炎
      その他 LDH上昇、発熱、倦怠感、Al-P上昇 潮紅、浮腫、CRP上昇、疼痛、胸痛 血中アルブミン減少、尿酸増加、注射部位反応(注射部位疼痛を含む)  
  • 4.

    高齢者への投与

    患者の状態を観察しながら慎重に投与すること[高齢者では、一般に生理機能(造血機能、肝機能、腎機能等)が低下している]。

  • 5.

    妊婦、産婦、授乳婦等への投与

    • (1)

      妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

    • (2)

      授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること[授乳中の投与に関する安全性は確立していない]。

  • 6.

    小児等への投与

    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

  • 7.

    適用上の注意

    • (1)

      本剤を使用する際は、チップキャップを外し、適当な注射針を取り付け投与すること。

    • (2)

      使用後の残液は確実に廃棄すること。

  • 8.

    その他の注意

    • (1)

      本剤の国内臨床試験において、悪性リンパ腫患者での骨髄異形成症候群発現が報告されている(0.3%、2/632例)。

    • (2)

      顆粒球コロニー形成刺激因子が、数種のヒト膀胱癌及び骨肉腫細胞株に対しin vitro あるいはin vivo で増殖促進傾向を示したとの報告がある。

    • (3)

      本剤の投与と抗ペグフィルグラスチム抗体及び抗フィルグラスチム抗体の発現との関連性は不明である。

  • 1)

    Smith TJ. et al.: J. Clin. Oncol. 33: 3199-3212, 2015
  • 2)

    Aapro MS. et al.: Eur. J. Cancer. 47: 8-32, 2011
  • 3)

    NCCN clinical practice guidelines in oncology - myeloid growth factors. Version 2. 2018
  • 4)

    一般社団法人 日本癌治療学会 編.G-CSF適正使用ガイドライン2013年版Ver.5. 金原出版(東京), 2018

KK-18-10-23782

年末年始休業のお知らせ

下記の期間は年末年始休業とさせていただきます。
2019年12月28日(土)~ 2020年1月5日(日)
期間中はご不便をおかけいたしますが、ご容赦くださいますよう何卒お願い申し上げます。

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