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ロミプレート®皮下注250μg調製用 製品紹介

ロミプレート®皮下注250μg調製用

2.【禁忌(次の患者には投与しないこと)】

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

開発の経緯

開発の経緯

トロンボポエチン受容体作動薬の開発

ヒトの造血刺激因子であるトロンボポエチン(TPO)は、1994年にキリンビール(株)(現:協和キリン株式会社)において遺伝子クローニングされました。第一世代のTPO受容体作動薬では、TPOのN末端163アミノ酸にポリエチレングリコール(PEG)を修飾した遺伝子組換え製剤(PEG-rHuMGDF)等が開発され、慢性ITPやがん化学療法に伴う血小板減少を来たす患者を対象にした小規模な臨床試験において、血小板増加作用の有効性が確認されました1),2)。しかしながら、中和活性を有する抗体の発現及びその抗体の内因性TPOへの交差反応の発現に伴い、一部の被験者において重篤な血小板減少症が発症したことから、PEG-rHuMGDFの国内外での臨床試験は中止されました。このように血小板減少症治療におけるTPO受容体作動薬の有用性が示唆された一方で、TPOに対する自己抗体を誘導しない次世代薬としてTPOのアミノ酸配列と相同性を有しないTPO受容体作動薬の開発が期待されました。

このことから、TPOのアミノ酸配列と相同性がない3)ペプチド鎖2本とヒトIgG1のFc領域を併せ持つ遺伝子組換え融合タンパク質であるロミプレート®〔一般名:ロミプロスチム(遺伝子組換え)〕を作成するに至りました。

慢性特発性血小板減少性紫斑病に対する臨床開発

「成人慢性ITPにおける血小板減少症」を適応症とした開発は、海外ではAmgen社により行われ、2008年7月31日に豪州で承認が取得されました。アメリカ、ヨーロッパを始め、世界69ヵ国で「成人慢性ITP患者における血小板減少症」を適応症に承認されています(2019年7月現在)。
本邦では、「成人慢性ITPにおける血小板減少症」を対象とした開発を2004年より開始し、希少疾病用医薬品の指定(2010年2月2日付薬食審査発0202第24号 厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知)を取得しました。国内第Ⅲ相試験では、海外と同様にプラセボを対照に有効性が確認されたこと、また、国内長期継続試験では海外と同様に長期間持続した血小板数増加効果を示し長期忍容性が確認されたことから、製造販売承認申請を行い、2011年1月承認されました。

再生不良性貧血に対する臨床開発

TPO受容体は、巨核球系前駆細胞のみならず、骨髄中のより未分化な多能性造血幹細胞にも発現しており4),5)、TPOはTPO受容体を活性化させることで多系統の血球産生を促進することが示唆されています6)-8)。また、再生不良性貧血の治療において、免疫抑制療法を中心とした既存治療や、新たな薬物療法でも十分に血液学的反応が得られないことがあり、安全かつ有効性の高い治療法が必要とされています。

協和発酵キリン株式会社(現:協和キリン株式会社)は、ロミプレート®の再生不良性貧血患者に対する有効性、安全性を検討するために、「成人再生不良性貧血」患者を対象とした臨床試験として、2014年より韓国人の既存治療で効果不十分な再生不良性貧血患者を対象とした第Ⅱ相臨床試験(KR001試験)を開始しました。その結果を受け、2016年より、日本人及び韓国人の既存治療で効果不十分な再生不良性貧血患者を対象とした第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験(002試験)を実施し、KR001試験及び002試験(中間報告)の評価結果により、ロミプレート®の有効性及び安全性が確認されたことから、本邦での既存治療で効果不十分な再生不良性貧血に対する適応追加を目的とした医薬品製造販売承認事項一部変更承認申請を行い、世界に先駆け2019年6月承認されました。

  • *4.

    効能又は効果

    慢性特発性血小板減少性紫斑病

    既存治療で効果不十分な再生不良性貧血

  • 5.

    効能又は効果に関連する注意

    〈慢性特発性血小板減少性紫斑病〉

    • 5.1

      他の治療にて十分な効果が得られない場合、又は忍容性に問題があると考えられる場合に使用すること。

    • 5.2

      血小板数、臨床症状からみて出血リスクが高いと考えられる場合に使用すること。

    〈既存治療で効果不十分な再生不良性貧血〉

    • 5.3

      「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、最新の再生不良性貧血診療の参照ガイドを参考に、本剤の投与が適切と判断される患者に投与すること9) 。[17.1.4参照]

1)Basser RL, et al. Lancet. 348: 1279-1281,1996
2)Nomura S, et al. Blood. 100: 728-730,2002(本研究は、協和キリン株式会社の支援により行われた。)
3)Bussel JB, et al. N Engl J Med. 355: 1672-1681, 2006
4)Alexander WS, et al. Blood. 87: 2162-2170, 1996
5)Solar GP, et al. Blood. 92: 4-10, 1998
6)Kaushansky K, et al. J Clin Invest. 96: 1683-1687, 1995
7)Sawai N, et al. J Leukoc Biol. 68: 137-143, 2000(本論文の著者のうち2名は、協和キリン株式会社の社員である。)
8)Miyazaki H. Japanese Journal of Transfusion Medicine. 46: 311-316, 2000(本論文の著者は、協和キリン株式会社の社員である。)
9)再生不良性貧血診療の参照ガイド(厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業 特発性造血障害に関する調査研究班)

KKC-2020-00452-2
2020年8月作成

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