KYOWA KIRIN

このサイトは、日本国内の医療関係者(医師、薬剤師、看護師、技師・技士等)を対象に、弊社が販売する医療用医薬品を適正にご使用いただくための情報を提供しています。国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。
このサイトのご利用に際しては、協和キリンメディカルサイトのご利用条件が適用されます。

ダーブロック錠 製品紹介

ダーブロック錠 1mg 2mg 4mg 6mg

1. 警告

    本剤投与中に、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓等の重篤な血栓塞栓症があらわれ、死亡に至るおそれがある。本剤の投与開始前に、脳梗塞、心筋梗塞、肺塞栓等の合併症及び既往歴の有無等を含めた血栓塞栓症のリスクを評価した上で、本剤の投与の可否を慎重に判断すること。また、本剤投与中は、患者の状態を十分に観察し、血栓塞栓症が疑われる徴候や症状の発現に注意すること。血栓塞栓症が疑われる症状があらわれた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[9.1.1、11.1参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

臨床成績

「警告・禁忌を含む使用上の注意」等については添付文書等をご参照ください。

3. 赤血球造血刺激因子製剤(ESA)を使用していない腎性貧血を有する血液透析
(HD)患者を対象にした非対照非盲検第Ⅲ相試験8)

8)承認時評価資料:国内第Ⅲ相試験(204716試験)

試験概要

[ 目的 ]ESAを使用していない腎性貧血を有するHD患者を対象に、ダーブロックの有効性及び安全性を評価する。
[ 対象 ]ESAを使用していない腎性貧血を有する日本人血液透析患者28例
[ 試験デザイン ]第Ⅲ相非盲検非対照多施設共同試験。適格基準を満たしたHD患者をダーブロック群へ組み入れた。

[ 方法 ]ダーブロック4mgの1日1回経口投与を開始し、用量変更せずに4週間投与した。4〜24週時には測定機器(ヘモキュー)による4週間毎のヘモグロビン濃度が目標値(10.0〜12.0g/dL)を達成・維持できるよう、維持用量1〜24mgの範囲内でヘモグロビン濃度に基づく用量調節アルゴリズムに従い休薬又は用量調節を行った。鉄剤の使用については、試験開始前より経口鉄剤を使用している場合には、スクリーニング期中及び用量固定期中には用量は変更しないこととした(静注鉄の使用は不可とした)。用量調節期間中は、腎性貧血治療のガイドラインに沿って、フェリチンが100ng/mL以下/かつTSATが20%以下の場合、鉄補充療法を実施するとした。治験薬の投与終了・中止の2〜4週間後に来院し、フォローアップ時の評価及び観察をすることとした。フォローアップ期間中の腎性貧血に関する治療は、治験責任(分担)医師の判断で必要に応じ可能とした。

[ 主要評価項目 ]4週時におけるヘモグロビン濃度のベースラインからの変化量、4週時におけるヘモグロビン濃度のベースラインからの変化量の被験者分布

[ 副次評価項目 ]各評価時点におけるヘモグロビン濃度及びベースラインからの変化量、投与量及び投与量の分布、静注鉄を使用した被験者数

[ 安全性評価項目 ]特に関心のある有害事象(過度の赤血球生成に続発する血栓症及び/又は組織虚血、死亡/心筋梗塞/脳卒中/心不全/血栓塞栓症/血管アクセスの血栓症、心筋症、肺動脈性肺高血圧、癌に関連した死亡/腫瘍の進行及び再発、食道及び胃粘膜びらんの発現、増殖性網膜症/黄斑浮腫/脈絡膜血管新生、関節リウマチの増悪)を含む有害事象及び重篤な有害事象の発現の頻度及び重篤度、治験薬投与を中止した理由、臨床検査、心電図、バイタルサイン、眼科的評価

[ 有効性の解析手法 ]
投与4週時のベースラインからのヘモグロビン濃度変化量について、平均値、標準偏差(SD)、95%信頼区間、25パーセント点、中央値、75パーセント点、最大値で要約した。
投与4週時のヘモグロビン濃度変化量をカテゴリ化し、被験者数及び割合を要約した。
各測定点のヘモグロビン濃度(両側95%信頼区間)について要約した。
鉄使用、鉄代謝及び用量調節については記述的に要約した。
事前に設定された透析導入患者及び維持透析患者のサブグループについても同様に要約した。

[ 安全性の解析手法 ]
有害事象のコーディングにはICH国際医薬用語集(MedDRA)Version 20.1を使用した。
すべての有害事象、治験薬と関連性のある有害事象、重症度別有害事象、重篤な有害事象、治験薬投与の中止に至った有害事象、特に関心のある有害事象のそれぞれについて発現例数及び発現率を要約した。
有害事象と治験薬との因果関係は、治験責任医師が2段階(治験薬との合理的な関連性がある/ない)で判定した。
臨床検査、バイタルサインについて測定値及びベースラインからの変化量を要約した。
眼科検査は本試験のために指定された眼科専門医が実施した。眼科専門医は視力及び眼圧の測定、前眼房検査及び眼底検査を含めた総合的な検査により、眼の有害事象を評価した。検査所見の報告及び評価の解釈は眼科専門医が実施した。有害事象として報告するための最終的な判断は治験責任(分担)医師が行った。
事前に設定された透析導入患者及び維持透析患者のサブグループについても同様に要約した。

患者背景[有効性・安全性解析対象]

n(%)又は平均値±SD

ダーブロック群(n=28)
性別 男性 25(89)
年齢(歳)   62.5±10.2
65歳以上 14(50)
BMI(kg/m2) 22.6±4.3
透析歴 新規透析導入 11(39)
維持血液透析 17(61)
透析の種類 HD 20(71)
HDF 8(29)
合併症
心血管系リスク因子 高血圧 25(89)
糖尿病 16(57)
高脂血症 13(46)
腎及び泌尿器障害 糖尿病性腎症 12(43)
糸球体腎炎 5(18)
高血圧性腎疾患 3(11)
眼障害 糖尿病性網膜症 7(25)
心血管系障害 左室肥大 5(18)
末梢血管疾患 5(18)
不整脈 3(11)
心臓弁膜症 3(11)

‡:透析導入がスクリーニングの12週未満である場合を新規血液透析導入、12週以上の場合を維持血液透析とした。

4週時におけるヘモグロビン濃度のベースラインからの変化量[主要評価項目、有効性・安全性解析対象]

ベースラインにおけるヘモグロビン濃度(平均値±SD)は9.10±0.696g/dLであった。投与4週時のヘモグロビン濃度は9.90±0.907g/dLであり、ベースラインからの変化量の平均値は0.79g/dL(95%信頼区間:0.53、1.05)であった。

4週時におけるヘモグロビン濃度のベースラインからの変化量

平均値±SD

n=28
ベースライン(g/dL) 9.10±0.70
n=28
4週時(g/dL) 9.90±0.91
変化量(g/dL) 0.79±0.67

4週時におけるヘモグロビン濃度のベースラインからの変化量(サブグループ解析)

平均値±SD

透析導入患者 維持透析患者
n=11 n=17
ベースライン(g/dL) 8.95±0.84 9.21±0.59
n=11 n=17
4週時(g/dL) 9.80±0.92 9.96±0.92
変化量(g/dL) 0.85±0.71 0.75±0.67
4週時におけるヘモグロビン濃度のベースラインからの変化量の被験者分布[主要評価項目、有効性・安全性解析対象]
ヘモグロビン濃度[副次評価項目、有効性・安全性解析対象]

平均ヘモグロビン濃度は投与8週時に10.76g/dLとなり、投与8週から24週時まで目標範囲内(10.0〜12.0g/dL)で推移した。

投与量の分布[副次評価項目、有効性・安全性解析対象]
静注鉄を使用した被験者数[副次評価項目、有効性・安全性解析対象]

ベースラインに21%(6/28例)が鉄剤を使用しており、投与24週時には43%(12/28例)が鉄剤を使用していた。24週間の治療期間中、14%(4/28例)が静注鉄を使用し、32%(9/28例)が経口鉄剤を使用した。

鉄剤を使用した被験者数(サブグループ解析)

n(%)

透析導入患者(n=11) 維持透析患者(n=17)
鉄剤を使用した被験者 6(55) 6(35)
 経口製剤を使用した被験者 5(45) 4(24)
 静注鉄を使用した被験者 2(18) 2(12)

経口鉄剤の集計には、鉄含有の高リン血症治療薬は含めなかった。

安全性[有効性・安全性解析対象]

<副作用発現率>
7%(2/28例)

<主な副作用>
血中コレステロール減少、紅斑が各4%(1件)

<重篤な有害事象(死亡に至った有害事象を含む)の発現率>
11%(3/28例) シャント閉塞が7%(2件)、医療機器位置異常(眼内レンズ偏位)が4%(1件)認められ、本試験において薬剤との因果関係があると判断されたものはなかった。

<死亡に至った有害事象>
本試験において死亡例は認められなかった。

<投与中止に至った有害事象>
本試験において投与中止に至った有害事象は認められなかった。

安全性[有効性・安全性解析対象]

<特に関心のある有害事象発現率>
11%(3/28例)

<主な特に関心のある有害事象>
シャント閉塞 7%(2件)、シャント狭窄 4%(1件)で、本試験において薬剤との因果関係があると判断されたものはなかった。

※特に関心のある有害事象: 過度の赤血球生成に続発する血栓症及び/又は組織虚血、死亡/心筋梗塞/脳卒中/心不全/血栓塞栓症/血管アクセスの血栓症、心筋症、肺動脈性肺高血圧、癌に関連した死亡/腫瘍の進行及び再発、食道及び胃粘膜びらんの発現、増殖性網膜症/黄斑浮腫/脈絡膜血管新生、関節リウマチの増悪

眼科検査[有効性・安全性解析対象]

眼科医により判定された異常所見(前回の検査時から新たに発現したもの)が治療期間中、18%(5/28例)に認められた。その内訳は、眼に関する事象が7%(2/28例)(網膜出血及び硝子体出血)、臨床的に重要な最良矯正視力(BCVA)の低下が3例、黄斑浮腫、硝子体出血が各4%(1/28例)であった(重複あり)。

8) 
承認時評価資料:国内第Ⅲ相試験(204716試験)
※ 
有効性・安全性解析対象:ダーブロックの投与を少なくとも1回受けたすべての被験者

7. 用法及び用量に関連する注意
7.2 投与量調節

投与量調節が必要な場合には、下表を参考に1段階ずつ増量又は減量を行うこと。
また、休薬した場合には、休薬前より少なくとも1段階低い用量で投与を再開すること。なお、用量調節を行った場合には、少なくとも4週間は同一用量を維持することとするが、ヘモグロビン濃度が急激に(4週以内に2.0g/dLを超える)上昇した場合には、速やかに減量又は休薬すること。[8.3参照]

段階12345678
本剤投与量1mg2mg4mg6mg8mg12mg18mg24mg

8. 重要な基本的注意【抜粋】

8.1 本剤投与開始後は、ヘモグロビン濃度が目標範囲で安定するまでは、2週に1回程度ヘモグロビン濃度を確認すること。

8.2 本剤投与中は、ヘモグロビン濃度等を4週に1回程度確認し、必要以上の造血作用があらわれないように十分注意すること。赤血球造血刺激因子製剤の臨床試験においてヘモグロビンの目標値を高く設定した場合に、死亡、心血管系障害及び脳卒中の発現頻度が高くなったとの報告がある。

8.4 血液透析患者及び腹膜透析患者において、赤血球造血刺激因子製剤の投与量が高い患者では、本剤への切替え後にヘモグロビン濃度が低下する傾向が認められている ことから、本剤への切替えの必要性を十分検討すること。本剤へ切り替えた場合は、切替え後のヘモグロビン濃度の低下に注意すること。

8.5 本剤投与により血圧が上昇するおそれがあるので、血圧の推移に十分注意しながら投与すること。[9.1.2、11.2参照]

8.6 造血には鉄が必要であることから、鉄欠乏時には鉄剤の投与を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意【抜粋】
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.2 高血圧症を合併する患者

血圧上昇があらわれるおそれがある。[8.5、11.2参照]

9.1.4 増殖糖尿病網膜症、黄斑浮腫、滲出性加齢黄斑変性症、網膜静脈閉塞症等を合併する患者
本剤投与により血管新生が亢進する可能性があることから、網膜出血があらわれるおそれがある。[11.2参照]

おすすめ情報

  • おすすめ情報は、協和キリンのウェブサイトにおける個人情報の取扱い方針に基づき、お客様が閲覧したページのアクセス情報を取得し、一定の条件に基づき自動的に表示しています。
    そのため、現在ご覧いただいているページの情報との関連性を示唆するものではございません。

くすり相談窓口

弊社は、日本製薬工業協会が提唱するくすり相談窓口の役割・使命に則り、くすりの適正使用情報をご提供しています。
弊社医薬品に関するお問い合わせは、下記の電話窓口で承っております。

フリーコール

0120-850-150

受付時間 9:00~17:30
(土・日・祝日および弊社休日
を除く)

※新型コロナウィルスの感染予防・感染拡大防止を全社方針として徹底していくことから、お電話が繋がりにくい可能性があります。

※お電話の内容を正確に承るため、また、対応品質の維持・向上等のため通話を録音させていただいております。あらかじめご了承ください。

お問い合わせ