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てんかんアラカルトvol.3 てんかんは人類の起源とともにあった [てんかん診療Q&A]

vol.3 てんかんは人類の起源とともにあった

人類史上はじめて文字が出現したのはチグリス・ユーフラテス両河にはさまれた下流域のメソポタミアである。BC3000年頃にそれまでの絵文字は姿を消し、古代シュメール人が楔形文字を発明し、BC18世紀頃に勃興したバビロン王朝にも引き継がれた。BC1792-1750年にバビロニアを支配したハンムラビ王が発布した法典(ハンムラビ法典)は石柱に楔形文字で刻まれている。BC1067-1046年に作られた40枚からなる石板のシリーズ"Sakikku"("すべての病気"の意味)の26番目に、てんかんに関する最も古い記載がある1)
てんかんは"Sakikku miqtu"(falling sickness、倒れ病)と呼ばれ、悪魔や霊魂などが憑依したことが原因と考えられていた。例えば、焦点性運動発作に始まり意識が減損する発作に関する記述は、「憑依が起こると、目が横を向き、口がすぼまり、流涎し、屠殺された羊のがあれば悪魔は出てゆき、意識がもうろうとしていると悪魔は出ていかない。それが倒れ病である。」とある。意識が保たれる単純部分発作に比べ、意識減損を伴う複雑部分発作は長引く(悪魔が出ていかない?)ことを記述したのかもしれない。

今日でいう全身けいれん発作、欠神発作、複雑部分発作、さらには笑い発作の記述もあり、多彩な発作症状が記述されていることに驚かされる。発作前駆症状についても、手指や足指がピクついたり、四肢がビクンと動いたり麻痺したり、めまい発作のようなものがあると、ては、意識が回復してからおかしな行動をとるのは神からの伝言であり、話ができなかったり食事をしなかったりするのは不吉な徴候であると記述されている。発作後の状態によってその後回復したり、亡くなったりするといった予後についても述べている。さらに、発作が慨日リズムと関連して生を目撃して、必死にさまざまな解釈を試みていることは感動的ですらある。治療について全くふれていないのは、当時の状況としてはやむを得ないであろう。

【参考文献】

  • Wilson JV, Reynolds EH: Texts and documents. Translation and analysis of a cuneiform text forming part of a Babylonian treatise on epilepsy. Med Hist 34: 185-198, 1990.

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KK-16-05-14322

てんかんアラカルト

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