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てんかんアラカルトvol.6 エピレプシードッグ(てんかん介助犬) [てんかん診療Q&A]

vol.6 エピレプシードッグ(てんかん介助犬)

米国の人気作家ジョディ・ピコーの小説「私の中のあなた」の原題は"My syster's keeper"である。旧約聖書「創世記」でカインが弟アベルを殺し、神から「アベルはどこにいるのか」と尋ねられたとき、"Am I my brother's keeper?"と答えたエピソードに由来している。白血病の姉に骨髄や末梢血などを提供するドナーとして遺伝子操作で生まれた主人公アナが13歳の時、姉への腎臓提供を拒んで両親を訴えるという現実離れした物語である。映画では病気の子どもをもつ家族の生活が丁寧に描かれており、終末期医療のあり方について考えさせられる作品となっている。裁判では未成年のアナが両親の意に反して医療行為を拒否することの妥当性が争われる。アナの弁護を引き受けたアレクサンダー弁護士にはてんかんがあり、飼い犬がエピレプシードッグとして登場する。

エピレプシードッグには、飼い主に発作が生じたときに特別な対応をとるseizure response dog (あるいはseizure-assist dog)と、飼い主の発作を予知して警告するseizure alert dogとに分けられる1)。前者の場合は、飼い主の発作に寄り添い、危険から遠ざけ、周囲に助けを求める行動をとるよう訓練される。後者の場合は、飼い主の発作を予知し、本人や家族に警告行動をとるといわれるが、その真偽については議論がある。何をもって発作を予知しているかについては明らかでなく、犬は人の表情を認識できるといわれており、発作前の相貌変化を判断しているのではないかと想定されている。てんかんのある飼い主との生活の中で自然に身に付いた行動のこともある1)が、条件付けを用いた訓練によってもそのような能力の獲得が可能であるという2)。欧米では犬の社会参加は当然のこととして受け入れられ、エピレプシードッグも介助犬として認知されているようであるが、日本では犬の社会参加はいまだ十分とはいえない。

【参考文献】

  • 村上達也:ヒトの非けいれん性てんかん発作を察知し、患者を介助する犬の一例.てんかん研究 29: 490-494, 2012.
  • Strong V, Brown SW: Should people with epilepsy have untrained dogs as pets? Seizure 9: 427-430, 2000.

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KK-16-05-14322

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