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てんかんアラカルトvol.9 ヒヤシンスとてんかん発作 [てんかん診療Q&A]

vol.9 ヒヤシンスとてんかん発作

てんかん発作とヒヤシンスの花(15世紀の書物の挿絵)

図は15世紀にフランシスコ派の修道僧バーソロミューが著した本の挿絵である。若い男性が地に倒れ、帽子が離れた場所に落ちているのは激しいけいれんを表し、その前方には2輪の花ヒヤシンスが咲いている。バーソロミューの本はシャルル5世によりフランス語に翻訳され、その説明文には「地面に倒れ、口から泡を吹き、発作に襲われた男を、キリストは癒した。この病気は大発作と呼ばれ、医師はてんかんと呼んでいる」と書かれている1)。ヒヤシンスの花には、ギリシア神話の原典の一つとなったエウリピデスの「変身物語」に由来する悲しい物語がある。

端正で愛らしい美少年ヒュアキントスは、太陽と芸術の神であるアポロンに愛され、二人は円盤投げをして遊んでいた。西風の神ゼピュロスはこれに横恋慕して、横風を操作してアポロの投げた円盤をヒュアキントスの額に激突させた。ヒュアキントスの額から流れた血は大地を染め、そこから赤い色のヒヤシンスの花が咲いたという。アポロンはその花びらの上にAiAi(悲し悲し)と書き、それは今でもヒヤシンスの花片の上に見ることができる。ヒアシンスの花言葉は「悲しみを超えた愛」であるという。すなわち、ヒヤシンスは死から再生した花であり、キリストの死と復活の象徴でもある。てんかん発作は呼吸が止まり無動となる様子から死がイメージされるが、そこから息を吹きかえして再び復活する。てんかん発作もヒヤシンスの花も、一時的な死と復活の象徴である。ヒュアキントスとアポロの物語は後世の画家の想像力を刺激し、多くの絵画の題材となった。また、18世紀にはモーツァルトがオペラ「アポロとヒュアキントゥス」を作曲した。

【参考文献】

  • Mann MW: The epileptic seizure and the myth of Hyakinthos. Seizure 21: 595-596, 2012.

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KK-16-05-14322

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