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てんかんアラカルトvol.14 てんかんは月病い [てんかん診療Q&A]

vol.14 てんかんは月病い?

シェークスピア「オセロ」(新潮文庫)

Lunatic(狂気の、月病い)あるいはmoonstruck(気がふれた、夢見心地)といった英単語にみられるように、月が人の行動に悪い影響を及ぼすという考えは古くからあった。シェークスピアの悲劇「オセロ」では、月の位置が下界に近づきすぎたためにオセロが乱心したとされる(It is the very error of the moon, She comes more near the earth than she was wont. And makes men mad.()。月病いは特定の狂気を示すのではなく、多少とも周期性の異常状態を呈するさまざまな疾患と結び付けられてきた。てんかんを月病いとする考えもバビロニア時代までさかのぼることができる1)。四世紀につくられた占星術書には、「月が悪い位置にあると人々をけまた、六世紀ころのアレキサンドリアの医学書には、「てんかん者の病気は神の怒りだけが源ではない。てんかんはむしろ月の周期に由来する」と記述されている2)

新月の夜は漆黒の闇となり、満月の夜は煌々とした明るさとなる月周期は、人々の心理に大きな影響を与えてきた。近年にいたるまで満月の夜には人に異常行動や犯罪が増えると信じられていた。てんかん発作についても満月の前後に増えるという風聞があり、満月の夜は睡結論した論文が掲載されている。しかし、統計学的に月周期とてんかん発作や突然死とは関連しないと結論するのは困難であり、これらの知見は出版バイアスと考えるのが妥当であろう。

【参考文献】

  • Raison CL et al: The moon and madness reconsidered. J Aff Dis 53: 99-106, 1999.
  • テムキン著、和田豊治訳:てんかんの歴史Ⅰ.中央洋書出版、東京、1988.
  • Polychronopoulos P et al: Lunar phases and seizure occurrence: Just an ancient legend? Neurology 66: 1442-3, 2006.
  • Terra-Bustamante VC et al: Does the lunar phase have an effect on sudden unexpected death in epilepsy? Epilepsy Beh 14: 404-6, 2009.

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KK-17-11-20562

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