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てんかんアラカルトvol.25 聖ヴィトスの踊り [てんかん診療Q&A]

vol.25 聖ヴィトスの踊り

"The Dancing Mania. Pilgrimage of the Epileptics to the Church at Molenbeek" (Wellcome Library, London, England)1)

シャルコー(Jean-Martin Charcot, 1825-1893)は、聖ヴィトスの踊り(St. Vitus' dance)あるいは舞踏狂(Dancing mania)として下図の版画を紹介した1)。これはブリューゲルの作品をもとに19世紀に作られた版画で、「舞踏狂、てんかん者のモーレンビーク教会への巡礼」と題されている。中世ヨーロッパでは子どもを含む老若男女が脈絡もなく突然踊りだし、それが伝播して何百人、何千人もが影響を受けて踊りだすという社会現象があり、聖ヴィトスの踊りと呼ばれた。この版画のタイトルは舞踏狂あるいはてんかんとされているが、図を見る限りいわゆる集団ヒステリーのように思われる。シャルコーの時代のてんかんの概念は現在のそれよりも広く、舞踏病やヒステリーなども含まれていたようである。

聖ヴィトスは伝説的なキリスト教殉教者で、紀元300年ころシチリア島に生まれ、7歳の時にキリスト教に改宗し、ディオクレチアヌス帝治下のローマで拷問を受け、12歳のときに処刑されたといわれる。ディオクレチアヌス帝の息子に取りついた悪霊を祓って、てんかんを治したとの伝説がある。その他にも手の麻痺を治したり、父の視力を取り戻したりと、様々な奇跡を起こした。カトリック教会と正教会の聖人で、欧州とくにドイツやスラブ諸国で崇敬され、プラハの大聖堂など多くの聖堂がこの聖人に捧げられた。ダンサーや俳優などの守護聖人であるとともに、てんかんや舞踏病などの守護聖人とされる。

【参考文献】

  • Aubert G: Charcot revisited. The case of Bruegel's chorea. Arch Neurol 62: 155-61, 2005.

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KK-19-05-25579

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