KYOWA KIRIN

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医薬品の副作用と臨床検査値
【症例を読む 1】セフェム系抗生物質と検査値の変化

セフェム系抗生物質A(内服)による急性肝炎の症例です。この患者さんは過去に2 度抗生物質Aを投与され、同様の肝障害の既往歴があります。セフェム系抗生物質A の投与量は用法・用量の範囲でした。

アレルギー性肝機能障害は繰り返す

アレルギー性肝機能障害の特徴

抗生物質の肝機能障害の発現時期は、一般的に投与後1週間以内が多くなっています。抗生物質の平均的な処方日数を考えると納得できる日数です。これほど早期にあらわれてくる肝機能障害はアレルギー性の機序が疑われます。
アレルギー性の肝機能障害の特徴としては、まず発症が早いこと、AST(GOT)、ALT(GPT)などの値がいきなり跳ね上がること、薬物の中止のみでも改善すること、逆にいえば薬物を中止しない限りどんどん悪くなること、そして再投与によって繰り返すこと、などがあげられます。
症例の患者さんは、セフェム系抗生物質Aによる肝機能障害をかつて2度経験しているのにもかかわらず3 度目が投与されたことで、投与後2日目には症状が出ています。おそらく最初は軽度の肝機能障害であったため被疑薬が特定できなかったのではないかと推測されます。アレルギー性の肝機能障害では投与するたびに発症が早くなり、症状が重くなる傾向がありますが、この症例ではそれがよくわかります。
また、アレルギー性の副作用は投与量に関係なく起こるため、投与量を減らすことによって症状を緩和することはできません。薬剤性の肝機能障害の多くがアレルギー性だといわれています。ですから薬剤性の肝機能障害が疑われた場合は、被疑薬のすべてについて調査する必要があります。

検査値を読む

AST(GOT)、ALT(GPT)は肝機能そのものをあらわす数値というより、肝臓の組織の障害をあらわす数値です。なぜなら、この2つは肝臓に多く存在する酵素で、何らかの原因で肝細胞が破壊された結果、血中にもれ出てくるからです。
ALP は胆道(胆管)系酵素とも呼ばれ、薬剤性のアレルギー反応で胆管が障害されて滞った胆汁が肝臓内にうっ滞する胆汁うっ滞型肝障害の指標になります。
総ビリルビン値は、直接ビリルビンと間接ビリルビンを総合した値で、肝機能障害では直接ビリルビン、間接ビリルビンともに上昇します。直接ビリルビンは胆道を通って十二指腸内に排泄されるため、胆管が障害されると行き場を失ったビリルビンが逆流して血中の直接ビリルビンが上昇することから、やはり胆汁うっ滞型肝障害の指標になります。総ビリルビン値が3mg/dL 以上になると黄疸があらわれ、眼や皮膚の黄染が見られます。

症状を読む

アレルギー性肝機能障害の症状は食欲不振、全身倦怠感などの肝機能障害によく見られる症状に発熱や発疹を伴うことが多いといわれています。尿の黄染はビリルビン値が2~3mg/dL以上になったときにあらわれるといわれますが、もちろん個人差はあります。ビリルビンを含んだ尿は振ると泡だつことや、空気中に長く放置すると黄緑色になることが知られています。
また、ビリルビンは便の色のもとでもあるので、胆管が塞がると便が白色になります。

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