KYOWA KIRIN

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医薬品の副作用と臨床検査値
【症例を読む 5】抗腫瘍薬と検査値の変化

進行胃がんの患者さんの抗腫瘍薬F(点滴静注)による腎不全と骨髄抑制の症例です。薬剤の投与量は用法・用量の範囲でした。

血液毒性による血球減少が発現したら、
それは治療変更のめやす

血球減少症の特徴

薬物によって血液中の血球が減少する機序は骨髄抑制と血球破壊、血球の消費の3つです。
骨髄抑制は抗腫瘍薬や葉酸の欠乏を来たすような薬物、ビタミンB6の産生を低下させるような薬物によって血液を造る過程が障害されて起こる場合が多く、薬理作用と密接に関わっているため、用量に依存して発生頻度が高くなります。
骨髄でアレルギー性の機序によって造血細胞の破壊が起こっている場合もあります。
抗腫瘍薬などでは、どの血球の産生が抑制されるかにより赤血球の減少、白血球の減少、血小板の減少、3系統すべての減少のいずれも発現します。
葉酸の欠乏では、細胞の核が障害された巨赤芽球が出現し、巨赤芽球性貧血を発症します。
ビタミンB6の産生低下では赤血球のヘム色素に異常がある鉄芽球性貧血があらわれます。
これらの血液毒性による血球減少は、すでにある程度、薬物が特定されています。ですから、臨床検査値や初期症状をチェックすることで副作用の発現はすぐにわかるのです。血球減少があらわれたら、投与量を減らすか、休薬もしくは投与中止の合図です。
血球破壊は、血管内にできた血栓に血球がぶつかって壊れる物理的なものとアレルギー性の血球破壊や貪食による血球減少です。
血球の消費は限られた場合です。播種性血管内凝固症候群(DIC)、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)で血管内に血栓がたくさんできるために血小板がどんどん消費されてしまう現象です。

検査値を読む

赤血球減少症赤血球数が300万/μL 以下になることで、赤血球のみが減少して、白血球数、血小板数が正常な場合を赤芽球癆といいます。
赤血球が減少していても網赤血球数が10万/μL 以上に増加していれば溶血性貧血、網赤血球が2.5万/μL 以下に減少していれば赤血球の産生抑制による血球減少です。網赤血球とは、若いできたての赤血球のことですから、この網赤血球が少なくなっているというのは血球の工場である骨髄が抑制されているということなのです。
白血球減少症総白血球数が3000/μL 以下になることです。白血球は好中球、好酸球、好塩基球の顆粒球と単球、リンパ球を総称したものです。白血球中の顆粒球の分画(割合%)がわかればそれぞれの数がわかります。
白血球の中の好中球数が1000/μL 以下になると好中球減少症顆粒球数が2000/μL 以下で顆粒球減少症、500/μL 以下で無顆粒球症です。
血小板減少症血小板数が5~15万/μL 以下になることです。
赤血球数白血球数血小板数の3 系統がすべて減少すると汎血球減少症再生不良性貧血と呼ばれます。再生不良性貧血は骨髄での血球産生の抑制を原因としている場合です。

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