KYOWA KIRIN

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検査値から見た疾病&副作用から見た検査値一覧
【おわりに】

epilogue

 さて、いかがでしたか? お読みになったあなたが、少しでも"患者さんの検査値について知りたい"と思っていただければうれしいです。でも、患者さんの検査値は"患者さんのもの"ということを忘れないようにしてください。検査値はあくまでも"患者さんのプライバシー"なのです。
 ある研修会でのことです。薬剤師さんが120人以上も集まっていました。「処方せんに"病名"が記載されない現状で、保険薬局で的確な服薬指導や副作用チェックができるものでしょうか?」という質問が出されました。私は「処方をみれば病名はわかりますし、病名がなくて困った経験はありません。それに、病名そのものも患者さんにとってはプライバシーですから、処方せんに記載しなくてもいいのではないでしょうか」とお話しました。
 同席したもう1人の講師から早速フォローがありました。「病気と副作用って症状が似ていますから、もし処方せんに病名がついていると、その病名であらわれやすい症状がくすりの副作用であらわれていたとすると、見逃してしまう可能性があるのです。ですから、私も処方せんになまじ病名があるよりは、"ないほうがいい"と思います」と。私は"なるほど、そうなんだ"とあらためて納得しました。
 副作用のチェックに関しては、病院薬剤師会が"プレアボイド活動"というテーマで意欲的に取り組んでいます。確かに病院の場合はカルテを見られるので、"患者さんの検査値がわかる"という利点があることから、副作用チェックにとり組みやすいのは事実でしょう。しかし、だからといって、薬局薬剤師が"検査値がわからないから、副作用チェックにとり組めない"ということではないと思います。
 "腎機能低下者に慎重投与"のくすりが処方されたときに、病院薬剤師はその患者さんの尿蛋白や血清クレアチニン値をカルテで確認することでしょう。では、薬局薬剤師は何もできないのか? というとそうではありません。「まえに"腎臓が悪い"と言われたことがありますか?」という問いで既往歴を確かめ、「手足がむくんではいませんか?」、「おしっこはちゃんと出ていますか?」という問いで現在の状況を確認できます。
 もし、"腎機能低下の既往がある"ということであれば、「いま尿に蛋白は出ていますか?
 血清クレアチニン値はご存じですか?」とお話を進めればいいのです。腎疾患のベテランであれば、きっと自分の検査値を把握していることでしょう。高血圧の患者さんが自分の血圧を良く知っているように。そして、あなたが臨床検査値について知識を持っていると知ったなら、患者さんはすすんで数値を教えてくれるようになるでしょう。
 さあ、もっと患者さんとお話しをしてみましょう。

2014年12月
菅野 彊

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