KYOWA KIRIN

このサイトは、日本国内の医療関係者(医師、薬剤師、看護師、技師・技士等)を対象に、弊社が販売する医療用医薬品を適正にご使用いただくための情報を提供しています。国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

あとがき

 私は以前、どちらかといえば"添付文書は役に立たない派"でした。なぜなら、医薬品卸のDIセンターにいて、数え切れない図書や100冊近い内外の月刊医学・薬学雑誌に囲まれ、JDream、MEDLINE、EMBASEなどのオンラインデータベースを駆使して、医薬品情報データベースをつくっていたからです。
 しかし、その仕事を終えて保険薬局を経営することになり、現場に入ってみてびっくりしました。患者さんとお話しするのがせいいっぱいですし、身近にある医薬品情報といえば添付文書しかありません。それに、とてもデータベースなどみる暇がないだけではなく、私たちがよかれと思ってつくってきた医薬品情報データベースの、なんとこむずかしいことか! これでは現場の役に立つわけがない! と、大きなショックを受けたのでした。
 それから2つの悪戦苦闘がはじまりました。添付文書から、患者さんに安心してもらうための情報をどうやって手に入れるのか? 処方医からの質問に手持ちの情報でどう答えていったらいいのか? ひとつひとつ手づくりでやっていくよりほかになかったのです。
 そして今、一生懸命添付文書を読んで、その意味を推測し、そこからいろいろな情報を得ることができるようになりました。"添付文書は役に立たない派"だった私は、ここで"添付文書はとっても役に立つ派"に転向したのです。
 2つ目は、そうした状況のなかで、現場に即した情報を提供できる機関があったらどんなに助かるだろう、そんな機関がほしいとでっかい夢を描いて設立に向けて動き出したことです。日本という国は、情報という形のないものに対する評価が低い国です。情報で食べていけるほど甘くはない! うかつにも私はその現実を知らずに夢を描いたのでした。しかし幸いにも、趣旨に賛同してくれた全国の薬剤師仲間の応援をいただいて、1999年4月に医薬品情報センターと保険薬局の経営という2つの機能をもつ合資会社どんぐり工房を立ち上げることができました。創立以来、患者さんの役に立つ情報を薬剤師が発信できるように、さまざまな情報作成に取り組んできました。
 薬局での体験を生かした本稿「添付文書の読み方 10の鉄則」や「薬剤師のための臨床検査値の読み方」、「薬剤師のための薬物動態ものがたり」などを作成できたのは望外の喜びです。

 本稿は、2000年に東京都薬剤師会医薬品情報室の大波伸子さんとアドバンス・クリエイトの池上知子さんの企画ではじまりました。きっかけは、都薬が「添付文書の読み方」をテーマに主催した講習会が大盛況だったことでした。そのとき大波さんは、「現場の薬剤師さんたちは"実践的な添付文書読解術"を求めている」と強く感じたと言います。そして、"患者さんのための医薬分業をなんとか後押しする本を出したい"と考えていた池上さんが、「私たちでそれを形にしましょう」と乗り出してくれたのです。お2人には心から感謝いたします。
 また、処方の公開を快く許可してくださった処方医の先生方、本書のWeb版の公開に踏み切ってくれた協和キリン株式会社に深く感謝いたします。最後に、出演依頼もないまま突然、本書に登場させられてしまったどんぐり薬局薬剤師の仲間たちにも、心から感謝いたします。ありがとう! これからも一緒に頑張りましょう。

2013年4月吉日 菅野 彊

サイトリニューアルに伴うログインについてのお知らせ

サイトリニューアルに伴い、ログイン用のIDをメールアドレスに変更いたしました。ログインできない場合はこちらのパスワード再設定画面で再設定いただくか、 こちらにお問い合わせください。

おすすめ情報

  • おすすめ情報は、協和キリンのウェブサイトにおける個人情報の取扱い方針に基づき、お客様が閲覧したページのアクセス情報を取得し、一定の条件に基づき自動的に表示しています。
    そのため、現在ご覧いただいているページの情報との関連性を示唆するものではございません。

くすり相談窓口

弊社は、日本製薬工業協会が提唱するくすり相談窓口の役割・使命に則り、くすりの適正使用情報をご提供しています。
弊社医薬品に関するお問い合わせは、下記の電話窓口で承っております。

フリーコール

0120-850-150

受付時間 9:00~17:30
(土・日・祝日および弊社休日
を除く)

※お電話の内容を正確に承るため、また、対応品質の維持・向上等のため通話を録音させていただいております。あらかじめご了承ください。

お問い合わせ