KYOWA KIRIN

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あとがき

Afterword 「薬物動態学」の理論と技術が患者さんに計り知れない恩恵をもたらす

 「薬剤師のための薬物動態学10の鉄則」は、いかがでしたか? 皆様がくすりの動態を通して、くすりの本質を理解するお手伝いになっていれば、それに優ることはありません。これを書き終えたときに思ったことが一つあります。それは「この本を薬局薬剤師のスタンダードにしたい」ということです。社会は常に螺旋状の階段を昇るがごとく、進歩しているのだと思います。私は"生きる"ということは、この進歩の階段を少しずつ昇っていくことだと思っています。もし「薬物動態学10の鉄則」が薬局薬剤師の常識になったとしたら、数えきれないほどの患者さんが、その理論や技術の恩恵を受けられることになります。
 くすりの薬効や副作用は薬力学と薬物動態学の積として表されます。薬力学は個々のくすりで違いますので、個別に検討しなくてはなりません。しかし、薬物動態学はすでに広く認められている科学的な法則で成り立っています。従って、薬物動態学を手に入れると、くすりの現在、過去、未来が推測できます。私たち薬剤師の仕事がこの推測を基本にして患者さんを守るようになっていくとき、社会も確実に進歩していくのです。
 現在の薬剤師の立ち位置を正確に掴むことは大切です。薬剤師は、かつては"正確に調剤をする人"でした。それが、患者さんの服薬指導を通じて患者さんに貢献し、薬剤師が入手した情報を医師に提供することで、より適切な治療の推進に役立つというように、その期待される役割は変化してきました。そしていま、私たちはもっと患者さんの身近に立ちながら、その患者さん固有のくすりの動態を把握し、医療の個別的な推進・進化に資することを求められているのだと思います。従って、私たちの技術は医師や看護師の技術とは相対的に独立した技術として存在していくことが必要です。
 このあとがきは、私が塾長を務めている『どんぐり未来塾』の3回目の合宿研修を終えた日に書いています。今回の合宿のテーマは「一歩進んだ薬物動態学の構築」で、23人の薬剤師が2日間にわたって楽しく、かつシビアな討論を行いました。そして、未来塾ではすでに薬物動態値や副作用機序別分類のデータベース構築を視野に入れています。困難は予想されますが、どんぐり未来塾らしく、明るく乗り切っていきたいと思います。

 この本は、大阪にあるグリーン調剤薬局・野口克美さんの大きなお力をお借りしました。野口さんと全国を旅して、多くの方と薬物動態のお話をしながら、理論構築に努めてきたからです。野口克美さん、ありがとうございます。心から感謝いたします。

平成25年9月吉日
菅野 彊

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