薬物動態に及ぼす食事の影響は小さいと考えられます。
健康成人を対象に本剤50mg を単回経口投与した時の本剤の薬物動態に対する食事の影響を検討した結果、空腹時及び食後投与時における本剤の薬物動態パラメータはほぼ同様な値を示しました。
添付文書16.薬物動態 16.2.2 食事の影響に記載があります。

2023年9月更新
MA-2023-237

承認された用法及び用量通り、1日1回の服用をお願いします。維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症患者を対象に1日2回服用の臨床試験は行っておらず、有効性、安全性は確認されておりません。

2023年9月更新
MA-2023-237

血清カルシウム濃度が8.4mg/dL以下に低下した場合は、原則として本剤の増量は行わないでください。また、必要に応じて本剤を減量し、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮してください。血清カルシウム濃度が7.5mg/dL以下に低下した場合は、直ちに休薬してください。PTHについては特に減量・中止の目安を定めていませんが、「管理目標値にPTHが維持される」必要がありますので、医師のご判断となります。
なお、血清カルシウムの検査は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために、服薬前に実施することをお勧めしています。また、低アルブミン血症（血清アルブミン値が4.0ｇ/dL未満）の場合には、補正値を指標に用いることをお勧めしています。
添付文書＜7. 用法及び用量に関連する使用上の注意＞ に記載があります。

2023年9月更新
MA-2023-237

レグパラ錠を再開する場合には、血中カルシウム濃度が8.4mg/dL以上に回復したことを確認後、休薬前の用量か、それ以下の用量から再開してください。
なお、血清カルシウムの検査は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために、服薬前に実施することをお勧めしています。また、低アルブミン血症（血清アルブミン値が4.0ｇ/dL未満）の場合には、補正値を指標に用いることをお勧めしています。
添付文書、＜7. 用法及び用量に関連する注意＞を参照下さい。

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血液透析患者（日本人）に本剤25、50及び100mgを単回経口投与した際の非透析日及び透析日における薬物動態パラメータは同様であり、透析の影響は認められませんでした¹⁾。

[参考文献]
1)Ohashi N.et al.:Br.J.Clin.Pharmacol.57,726(2004)

2023年9月更新
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海外臨床試験（健康成人）において、セベラマー塩酸塩は、本剤の薬物動態に影響を及ぼさないことが確認されています。なお、日本人を対象とした検討報告はありません。
添付文書、16．薬物動態、16.7　薬物相互作用、16.7.1　その他の薬剤　に記載があります。

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海外臨床試験（健康成人）において、炭酸カルシウムは、本剤の薬物動態に影響を及ぼさないことが確認されています。なお、日本人を対象とした検討報告はありません。
添付文書、16．薬物動態、16.7　薬物相互作用、16.7.1　その他の薬剤　に記載があります。

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グレープフルーツジュースは併用注意であり、本剤の代謝に関与しているCYP3A4を阻害することがわかっています。グレープフルーツやグレープフルーツジュースは本剤の作用を強めることがありますので、本剤の服用期間中はこれらの摂取はしないでください。
添付文書、10．相互作用、10.2　併用注意(併用に注意すること)に記載があります。

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本剤の過量投与は低カルシウム血症を発現させると考えられます。
過量投与の場合、低カルシウム血症の徴候及び症状（QT延長、しびれ、筋痙攣、気分不良、不整脈、血圧低下及び痙攣等）を観察してください。低カルシウム血症の発現あるいは発現のおそれがある場合にはカルシウム剤の点滴投与等を考慮してください。なお、本剤は血液透析により除去されません。
添付文書、13．過量投与　13.2　処置　に記載があります。

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MA-2023-237

粉砕使用は勧められません。

ウサギを用いた局所刺激性試験において、有効成分（シナカルセト塩酸塩）による眼・皮膚刺激性が認められています¹⁾。有効成分が直接口中に触れると何らかの刺激を感じる可能性があります。

1)インタビューフォーム Ⅸ．非臨床試験に関する項目　2．毒性試験（4）その他の特殊毒性：3）局所刺激性

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いつもの時刻に飲み忘れた場合は、その日は服用せず、翌日のいつもの時間に1回分を飲んでください。決して2回分を一度に服用しないでください。1回投与量が増加したり、投与間隔が短くなると、低カルシウム血症等の副作用が発現しやすくなる、あるいは増強することが懸念されます。

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いつもの時刻に飲み忘れた場合は1回飛ばし、次に飲む時刻に決められた１回分を服用してください。決して2回分を一度に服用しないでください。

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どのくらいの量を飲んだのか、確認してください。体に異変を感じたら、すぐに医療機関を受診するようご説明ください。特に、心血管系の疾患を有している方や小児が誤って服用した場合には、すぐに医師の診察を受けるようご説明ください。本剤は健康成人男子に単回経口投与した際、100mgまで安全性上、大きな問題がないことが確認されています¹⁾。ただし、本剤は用量依存的に血中Ca濃度を低下させる作用があり、血清カルシウム値が最も低くなる服用後8～12時間頃に低カルシウム血症による症状（しびれ、筋痙攣、気分不良、不整脈、血圧低下、痙攣等）が出る可能性があります。低カルシウム症状が出現するなど、低カルシウム血症の発現、あるいは発現のおそれがある場合にはカルシウム剤の点滴投与等を考慮する必要があります。

[参考文献]
1) 東　純一：薬理と治療 35(9), 941-951 (2007)

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