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オルケディア®錠 製品紹介

カルシウム受容体作動薬 オルケディア錠

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]

目次

  1. 開発の経緯
  2. オルケディア®の特性
  3. Drug Information
  4. 臨床成績

    維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症

    1. 第II相二重盲検用量反応試験
    2. 第III相ランダム比二重盲検比較試験
    3. 第III相長期投与試験(HD)
    4. 第III相一般臨床試験(PD)
    5. 副甲状腺癌及び副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症

    6. 第III相非盲検臨床試験
  5. 薬物動態
  6. 作用機序
  7. オルケディア®錠 ご使用にあたって

    1. 製品基本情報

開発の経緯

二次性副甲状腺機能亢進症(2HPT)に対する薬剤治療としては、従来活性型ビタミンD製剤やリン(P)吸着薬が用いられてきましたが、2008年にカルシウム(Ca)受容体作動薬であるレグパラ®(有効成分:シナカルセト塩酸塩)が「維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症」を効能・効果として国内で使用可能となりました。シナカルセト塩酸塩はCa受容体に作用することによって、血清Ca濃度を上昇させずに副甲状腺ホルモン(PTH)分泌を抑制する性質を有します。

シナカルセト塩酸塩は高い血清PTH濃度の低下効果を示す一方で、上部消化管に対する副作用が一定の割合で発現します 1) 。これらの症状は患者の負担であると同時に、十分な効果を示す用量までシナカルセト塩酸塩を増量できない一因となっています。また、シナカルセト塩酸塩は強いチトクロームP450(CYP)2D6阻害作用を有するため 2) 、三環系抗うつ薬やブチロフェノン系抗精神病薬等の血中濃度を上昇させる可能性があり 3) 、これらの薬剤との併用には十分注意しなければなりません。このようなシナカルセト塩酸塩が有する問題を軽減するCa受容体作動薬の開発が望まれてきました。

オルケディア®(有効成分:エボカルセト)は、田辺三菱製薬株式会社とキリンファーマ株式会社(現 協和キリン株式会社)の共同研究で見出された、ナフチルアルキルアミン骨格を有する新規Ca受容体作動薬です。非臨床試験成績から、エボカルセトはシナカルセト塩酸塩と同様にCa受容体に対するアロステリック作動活性 を有するとともに、上部消化管に対する副作用を軽減できる可能性が示唆されました。また、CYP分子種に対して強い阻害作用を示しませんでした。このことから、エボカルセトはシナカルセト塩酸塩におけるアンメットメディカルニーズを満たしうると考え、開発に着手しました。

※活性部位以外の場所に結合し作用すること

オルケディア®の維持透析下の2HPT患者に対する臨床開発は2012年に開始されました。血液透析患者を対象とした第Ⅱ相二重盲検用量反応試験及び第Ⅲ相臨床試験(ランダム化二重盲検比較試験、長期投与試験)、腹膜透析患者を対象とした第Ⅲ相一般臨床試験において2HPT患者に対する有効性及び安全性が示されました。
この結果に基づき、2017年4月に製造販売承認申請を行い、2018年3月に「維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症」を効能・効果として、承認を取得しました。

さらに、2017年10月からオルケディア®の副甲状腺癌及び副甲状腺摘出術(PTx)不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)における高Ca血症患者を対象とした第Ⅲ相臨床試験が開始され、オルケディア®の有効性及び安全性が示されました。この結果に基づき、2019年4月に医薬品製造販売承認事項一部変更承認申請を行い、2019年12月に「副甲状腺癌及び副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症」を効能・効果として、承認を取得しました。
PHPTは、副甲状腺にできた腺腫やがん等の腫瘍、又は過形成した副甲状腺からPTHが過剰分泌される疾患であり、高Ca血症を呈します 4) 。治療の第一選択はPTxですが 5) 、合併症等の問題でPTx が不可能な患者や、術後に再発した患者、病変の多発転移で病的副甲状腺の全切除が不可能な副甲状腺癌患者も存在します。このような場合には内科的治療が考慮されます。オルケディア®は「副甲状腺癌及び副甲状腺摘出術不能又は術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高Ca血症」の患者において有用な選択肢となります。
なお、オルケディア®は、当該疾患に対する治療薬として、2019年3月4日に希少疾病用医薬品指定を受けています。

二次性副甲状腺機能亢進症(2HPT:secondary hyperparathyroidism)
副甲状腺ホルモン(PTH:parathyroid hormone)
カルシウム(Ca:calcium)
リン(P:phosphorus)
副甲状腺摘出術(PTx:parathyroidectomy)
原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT:primary hyperparathyroidism)
1)
レグパラ®錠承認時評価資料:血液透析施行中の二次性副甲状腺機能亢進症患者を対象としたKRN1493長期投与試験Ⅲ(第Ⅲ相)
2)
Nakashima D. et al.: J. Clin. Pharmacol. 47(10) : 1311-1319, 2007
著者にキリンビール株式会社(現 協和キリン株式会社)の社員が含まれる。
3)
Harris RZ. et al.: Clin. Pharmacokinet. 46(6) : 495-501, 2007
4)
岩下裕ら: 腎臓内科・泌尿器科. 2(6):564-570, 2015
5)
Bilezikian JP. et al.: J. Clin. Endocrinol. Metab. 94(2):335-339, 2009

KK-19-12-27691(1904)

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